| ガラス工芸には大よそ15種類ほどの技法があります。大きくは熱く溶けたガラスを扱い、造形する「ホットワーク」と冷たい状態のガラスを扱って造形する「コールドワーク」の2種類のガラス工芸技法に分けられます。「ホットワーク」には皆さんもすぐにご想像できる「吹きガラス」や、砂型の中に溶けたガラスを流し込む「サンドキャスティング」、また馴染み深いトンボ玉に代表される「バーナーワーク」などがあります。「コールドワーク」のなかには教会の窓に使われていることで有名な、「ステンドグラス」、ペン先にダイヤモンドのヘッドをつけた道具で、ガラスに点描のように傷をつけて描画する「ダイヤモンドポイント」、リューターなどの道具でガラスに傷をつけることで描画する「グラスリッツェン」、ガラスにマスキングし、コンプレッサーを使って砂をいきよいよく当て、マスキングされていないところをマットなすりガラス状態状にして描画する「サンドブラスト」、切子に代表されるような「カット」や、グラインダーなどでガラスに描画する「グラヴィール」などがあります。そのほか、窯を使ったガラス工芸技法には、ガラスの表面に絵付けし、焼き付ける「エナメル絵付け」、平らなガラスをくぼんだ型に乗せ、熱をかけて型に沿わして形成する「スランピング」、ガラスどうしを熱をかけることにより、溶着する「フュージング」。そのほか、接着するガラス工芸技法には、フォトボンドを使って制作する「板ガラス接着」、砕いたガラスを並べて接着しながら絵を作る「モザイク」があります。ガラス工芸作家、狩野智宏のガラス教室グラスアートクラス代官山でお教えしている「パート・ド・ヴェール」は、「キャスティング」といわれる窯を使うガラス工芸技法で、「コールドワーク」のカテゴリーの中では溶けたガラスを直接扱わずに、ガラスを形成できる唯一のガラス工芸技法です。「パート・ド・ヴェール」を習えるガラス工芸教室は、日本国内でも数少なく、「パート・ド・ヴェール」を教える事ができる講師も限られています。マーブル・イン・ザ・ポケットでは、「吹きガラス」をはじめ、「カット」「パート・ド・ヴェール」「バーナーワーク」などのガラス工芸技法を使うガラス工芸作家を中心に、作品をお届けいたします。 |